2022年12月2日（金）及び12月5日（月）に開催された、一般社団法人 日本材料科学会主催による第27回材料科学若手研究者討論会（第1回横断合同研究会）において、本学大学院生のHe HAO（カコウ）さん（博士前期課程 工学専攻 応用化学プログラム1年、指導教員：平井慈人准教授）が、プレゼンテーション賞を受賞しました。

　He HAOさんは、「MnドーピングしたCa₃Co₄O₉の酸素関連反応触媒能」という題目で口頭発表を行いました。
　本研究の内容は、エネルギー密度が高いだけでなく、地球に優しく低コストであるため、次世代二次電池として大いに注目されている金属空気二次電池を実用化する上で課題となっている、充電時の酸素発生反応と放電時の酸素還元反応に対する正極触媒の性能及び耐久性の向上に関するものです。

　このたびの研究発表では、金属空気二次電池の実用化のための正極触媒の開発に道標を与えるとして、熱電材料に着目したひらめきが高評価を得ただけでなく、幅広い組成で性能比較を行った系統的で完成度の高い研究成果が評価され、今回の受賞に至りました。

受賞したHe HAOさん	賞状