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Vol.9 2022年12月号 ~「大学院進学に向けた学生懇談会」に密着!~

今回のSkipは、2022年11月14日(月)にダイバーシティ推進室が開催した「大学院女子学生が答える大学院進学に向けた学生懇談会」に密着しました。
当日は、大学院博士前期課程2年のKさんとTさんが、学部学生や教員の質問に応えてくれました。

(本学のダイバーシティ推進への取り組みはこちら

▼ 登場人物 ▼


▼ はじめに、女性教員からの質問に答えていただきました ▼

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Kさん

両親から、大学に進学した場合は大学院にも進むことを条件とされていたので、6年間を見据えて大学受験しました。

正直、自分の意志とは関係なく決まっていましたね。


Tさん

中学生の時から大学に進学するなら大学院まで進みたいと思っていました。

理由としては、専門性の高い知識をもっていれば、将来自分の選択する幅が広がると考えていたからです。

教員

二人とも早い時期から進学を考えていたのはすごいことですね。

でも全員がそうではなく、就活時期に入ってから考える人も結構いるので、どのタイミングで考えるかは人それぞれだと思いますよ。

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Kさん

学部3年までは授業を中心としたスケジュールでしたが、4年以上になると土日以外は朝から夕方まで研究室にいて、授業に出席したり研究室で実験をしています。

夕方からアルバイトに行くことはできますが、授業の合間に遊べなくなったのは少し自由が減った感じはありますね。

研究室によっては、家で研究を進められる分野もあるなど違いがあると思います。
先端材料やバイオは、どうしても大学研究室での実験が必要になりますね。

教員

そうですね!

学部生の時は講義がメインですけど、大学院生になると講義はグッと減り居場所が研究室になりますね。
研究室には自分の机があり、勉強したり、実験に行ったり、そこから講義に行ったりします。
とにかく研究室という居場所ができます。

研究室によってはルールがあったり、専攻によっては在宅での研究も可能だったりと事情が異なるので、一概に決まっているとは言えないですね。

でも、単なる研究だけではなく、研究室単位やグループで様々なイベントを楽しむことができるのはいいですよね。

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Tさん

学会発表では、学部4年の時は新型コロナ感染の関係でオンラインでした。
その中でも他大学の先生や学生と意見交換や交流ができたことはよかったです。

今年は対面での参加ができたので、ちょっとした国内旅行で友人もできました。

海外での国際学会発表は初めての海外旅行を体験しました。

教員

ガンバルとそういうお楽しみがあったりしますね。

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Tさん

人前で話すことが苦手だったんですが、経験を積むことで緊張感はなくなりました。

就活では頑張った成果としてその過程が一番評価されることなので、エピソードなどを話すことで、自分の強みを見つけられたのはよかったです。

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Kさん

就活が始まる直前ですね。
自分のやっている研究をずっと継続するのは難しいと思い、自分は今何が好きかを考え直してみたら、「食」だと気付きました。

研究に直結した高分子系の会社からも内定を頂きましたが、最終的には食品系の会社の方を選択しました。

自分が取り組んだ研究分野外に就職しましたが、周りの人の意見も聞きながら1年半の中でじっくり考えることができたのはすごく大きかったと思います。

教員

卒業研究で研究室を選び研究テーマに取り組みますが、だからと言ってそれを一生続けるわけではなく、基礎的なことを学ぶことによって別なことにも応用が利くと思います。

どの専攻にも通用すると思いますよ。


Tさん

内定の会社は先輩の影響が強いです。
もともと医療系を希望していたのですが、医療材料は幅が広いので研究室OBの説明会に参加するなどいくつかに絞りこみました。

私は研究がそのまま役に立つ就活をしましたね。
研究室の先生のアシストをしながら、就活もそれほど大変ではなかったです。

でも、研究と就活を結びつけることは絶対ではないので、いろいろ考える時間が作れる大学院の期間は貴重な時間であると思います。

大学院修了はそれなりの知識を持っていると思われているので、ある意味で良いプレッシャーも感じています。

▼ つづいて、懇談会に参加した学部生からの質問に答えていただきました ▼

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Tさん

実際にそうかもしれないですね。

4年生でやっていた研究を大学院でも継続する人が多いと思います。


教員

この時期は選択科目が中心なので、どうしても学びたい科目があれば、4年後期に3年後期の科目を履修することができます。

就職ではなく、大学院進学を希望しているなら心配もありませんし、その期間、留学しても問題ないと思います。


Tさん

1歳年齢が違いますが、入社する会社の同期で留学経験のある人もいますよ。

教員

本学は留学しても留年せずに卒業できるので、結構恵まれていると思いますよ。


Kさん

大学院の方が奨学金免除の条件は緩いです。
頑張って学会発表したり論文を書いたりすることで、返済が一部免除になったりします。

親にとっては、子どもの頑張っている姿だけでも親孝行なんじゃないかなと思います。

その先の就職には絶対強いので大丈夫!



Kさん

英語はとっても苦手です。
論文などが英語なのでとにかく慣れです。

英語力としてTOEICは大事だと思いますが、専門用語を理解すると、あとは慣れで何とかなります。
今は特に勉強はしていません。


Tさん

コースにより、4年生で英語講読科目があるのでそこで鍛えられます。

留学生とのコミュニケーションも英語力がつきます。

その他、英語での論文作成や国際学会での発表でも必然的に力がつきますね。

大学院へ進学してからでも必要なことを学ぶ機会はあります。
大学院はそんなに固い生活ではないので、心配しないで!

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Kさん

他大学に進学するとなると、引っ越しや慣れない環境でまた一から人間関係を築くこと、同時に就活しなければならないことに抵抗がありました。

教員

自大学のメリットとしては、4年生の授業が少ない時期に先行履修ができること(推薦合格者)。

他大学への進学となると新たな研究を始めながら、M1年生の後半から就活もあったりするので結構きつくなるかなと思います。

中にはしっかりできる人もいますが、結局、自分で判断するしかないですね。

▼ 編集後記 ▼

今回取材に協力してくれた大学院生のお二人のお話から、大変充実した学生生活を送っていることが伝わってきました。
そして、大学院生活は時間的なゆとりもあり、人生の中で自分自身と向き合うことのできる、とても貴重な時間になっているのではないかと感じました。
今回参加してくださった女子学生の皆さん、ありがとうございました。

[END]