本学大学院生2名(交通工学研究室)が一般社団法人北海道舗装事業協会の舗装研究助成に採択されました
このたび、本学の大学院博士前期課程 工学専攻 社会環境工学プログラム2年の真田拓磨さんと同1年の香川一説さん(ともに交通工学研究室、指導教員:富山和也教授)が、一般社団法人北海道舗装事業協会の舗装研究助成に採択されました。
本研究助成は、大学等の学生や本協会会員企業に所属する若手技術者が行う舗装研究を奨励し促進することで、舗装技術の向上ならびに学生や若手技術者の研究意欲向上を図ることを目的に、研究費の一部が支援されるものです。
真田さん(代表者)と香川さん(共同研究者)は、それぞれ修士論文の課題として取り組んでいる内容をもとに、「寒冷地における自転車走行路の損傷形態を考慮した人間中心型路面評価手法の構築」と題した研究テーマで応募し、採択に至りました。
近年環境問題や健康増進などへの社会な関心の高まりを背景に、自転通行空間の整備が世界的に高い注目を集めています。しかし、利用者との接点となり、自転車道の走行安全性や快適性に影響する舗装路面の評価手法については未だ不明な点が多く、特に北海道では、低温ひび割れや凍上による寒冷地特有の路面損傷が卓越し、自転車の走行性を阻害する要因となっています。
そこで、本研究では、寒冷地特有の路面損傷を分析し、心拍数や発汗および認知反応といった自転車利用者の生理心理応答への影響を解明することで、客観的な舗装の維持修繕判断を可能とする人間中心型の自転車走行路面評価手法の構築を目指すものです。
研究期間は、2025年4月1日から1年間を予定しています。
【関連リンク】
- ?一般社団法人北海道舗装事業協会:https://hoso-jigyo.or.jp
- ?北見工業大学交通工学研究室:https://linktr.ee/transp.kit